大学教員の教育力・指導力を高める FD(ファカルティ・デベロップメント)研修

Eラーニングに淘汰されない学校づくりが必要!
「講義で教える」発想から、「学びの場を創る」発想への転換を!

FD(ファカルティ・ディベロップメント)の必要性
 大学や中高、専門・各種学校など教育機関にとってFD(ファカルティ・ディベロップメント)は、やるかやらないかという次元の話ではなく、それぞれの学校の特性に合わせて、どのような方法で実施するか具体論の段階に入っています。
単に、シラバスの充実や学生による授業評価といった従来型の取り組みだけでなく、授業の質と効果を高めることが、少子化時代に意欲的な学生を集めるために不可欠だという認識が広まってきました。そのために時代に先駆けた多角的なプログラムが求められています。
キャンパスプラザ京都や、(財)大学セミナーハウスなどでは、先進的なFDセミナーを開催してこられましたが、文部科学省も大学教員「FD」を重視する姿勢を明確に打ち出し、これまで以上に中身の濃い取り組みが必要とされています。

 そのポイントは、Eラーニングが急速に普及し、MITが授業をオンラインで無償公開している時代に、キャンパスでの講義・演習のあり方も変わっていかなければならないということです。18歳人口が急激に減少し、企業は即戦力を求め、社会人学生もすぐに使える知識や技能を必要としています。
こうしたニーズに応えるためには、単なる知識の伝授から、学生一人ひとりの能力の向上へのシフトをはかるとともに、様々な基礎力、学習スタイル、学習速度の学生に対応していくことが不可欠です。

 教職者には、講義内容を興味深くつたえるプレゼンテーション能力、参加型授業を実施できるファシリテーション能力、個々の学習意欲を高めるためのコーチング能力などが必須要件になっています。ところが、教員養成プログラムは「教科教育法」、すなわち「いかに知識を教えるか」が中心で、「いかに人を育てるか」「人が学ぶのをサポートするか」という視点が欠如していました。大学教員に至っては、ほとんどトレーニングを受けないまま、いきなり教壇に立つケースが少なくありません。

 これまでにも、本間正人は、私立の大学、短大、中高一貫校、専門学校などで、教職員向けのFDプログラムを開催してまいりました。学校の規模やニーズに合わせて、プログラムはカスタマイズしてきましたが、インタラクティブな講義・演習を実施する手法を体験的に修得していただき、これからの教育のあり方を示唆するヒントを盛り込んだ内容になっています。実際「大変参考になった」「大学の未来が見えた」など、ご好評をいただいております。
高い公共性を持つ教育機関に対しては、企業研修とは異なる料金体系で出講いたしますので、各校における取り組みの一環としてご検討いただければ幸いです。